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河鍋暁斎、その俊逸なる才の立体化に挑む! 浮世絵師としては比較的現代に近い、幕末から明治にかけて筆をふるった河鍋暁斎。 自由闊達にして反骨精神あふれるその作品は並ぶものがないといえるでしょう。 動物をユーモラスに擬人化したものから楚々とした佇まいの美人、身の毛がよだつような髑髏の画まで、その幅広い筆致と魅力を立体化しました。 ■ラインナップ 1. 髑髏と蜥蜴 全14図で構成された画帖「風俗鳥獣画譜」の最後に収められた作品。 うち捨てられた髑髏から這い出る蜥蜴を描いた画を立体化。実物とは異なるデフォルメがされた特徴的な髑髏の形状、それと対となるような生物感と無機質さを持つ蜥蜴の姿を立体的に表現している。 2. 鳥獣戯画 猫又(『鳥獣戯画 猫又と狸』より) 踊る動物たちを描いた「鳥獣戯画 猫又と狸」より、赤いチャンチャンコを着て踊る猫又を立体化。 軽やかに身体を捻るような姿は、猫又の証である二又の尻尾の角度や空気感を感じるチャンチャンコの造形によってより躍動感のある雰囲気に仕上がっている。 3. 美人観蛙戯図 庭先で涼む美女が眺める先には、戯画化された蛙たちの空間があるという、美人画と動物戯画を融合させた河鍋暁斎の真骨頂とも言える作品を立体化。 女性の日常のひとこまを切り取ったような、整っていない髪型や少しはだけた浴衣のシワなど、元となった美人画が持っているゆったりした空気感を立体的に再現。蛙も小さいサイズながら戯画らしい表情や動きが作り込まれている。 4. 蛙図1(『美人観蛙戯図』より)...