腹が減っては戦が出来ぬということわざ通り、戦場においても最も重要なもののひとつが食事です。
日本陸軍において炊事は飯ごう炊さんが多く用いられましたが、1時間に約300食の炊飯等が可能という大人数用の野戦炊具・調理具も使用されていました。
当キットではこの野戦炊具の竃(かまど)・釜(かま)・大杓子(しゃくし=しゃもじ)などを立体化。あわせて移動式の湯沸かし器である九七式沸水車もセットします。戦場では温かい飲食物が精神の疲労を和らげると言われ、さらに煮沸殺菌、寒冷地における水の凍結防止などに沸水車は活躍しました。
また、大杓子を持ちかまどで調理する姿の兵隊、庖丁でたくあんを切る兵隊、沸水車からバケツに湯を注ぐ兵隊といった、3体の表現豊かなフィギュアをセットします。陸軍による昭和12年の制定に沿って設計した糧食の木箱も付属します。初のプラモデル化。完全新金型。