50系は昭和53年(1978)に登場した一般形客車です。主に地方都市圏で旧形客車により運行されていた客車列車を置き換えた、客車輸送近代化の立役者です。従来のイメージを覆す赤2号の塗色から「レッドトレイン」の愛称で親しまれました。自動扉、ユニット窓にセミクロスシートを備えた近代的な車体を持ち、混雑緩和や安全性向上に寄与し、地方線区においては北海道の51形客車とともに全国的に活躍しました。
50系 51形客車は、昭和54年(1979)に北海道向けとして登場、総数130両が製造され北海道の主要幹線の運用に就き、函館から北は稚内、東は網走までの広範囲で活躍を続けましたが、平成6年(1994)に暖地向けの50系より先に引退いたしました。国鉄時代の北海道を語る上では欠かせない車両です。
50系客車グレードアップパーツは、上から見る機会の多い車両の屋根を、屋根板とベンチレーターの別部品に分けて構成。製品の屋根板(ベンチレーター一体)と交換していただくことにより、より一層の精密化を図ることができます。併せてお楽しみください。